薄毛や抜け毛に関わるブログを書くようになってから、以前よりもかなり多くの髪の毛に関するニュースや文献にあたるようになっています。もちろん、じぶんでも様々な対策や生活改善を行っていますので、トライ&エラーの日々でもあります。
髪の毛を洗うシャンプーを朝(朝シャン)から夜に変えたのもその一環でした。
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しかし、夜シャンに変えた現在、髪の毛がお昼過ぎくらいから異常なまでにぺっとりするという症状に悩まされています。これが皮脂なのか、この時期特有の暑さからくる汗によるものか、切り分けできていませんが、そもそも頭皮から出る脂が髪の毛に与える影響が気になり調べてみました。
ネット上の記事では皮脂は髪の毛に悪いという結論が多い
ネットで「髪の毛 皮脂」などのワードを検索すると、皮脂が髪の毛に悪い影響を与えるので適切に取り除きましょうという記事がたくさん出てきます。適切というのがキーワードで取り過ぎるのもよくないと追記される記事も散見されます。
概ね余分な皮脂はシャンプーなどで洗い流しましょうというものが多く、そもそも過剰な皮脂が分泌しないよう食生活や睡眠やストレス対策を含む生活の改善を提案する記事もみられます。
除去と分泌の抑制という方向性からは、皮脂は髪の毛の成長を阻害する悪い要因であるというスタンスがみてとれます。
しかし、皮脂が髪の毛に与える影響はほとんどないといったものも
一方で、まったく正反対の意見もあるから面白い。最近、流行っている湯シャン系の記事が提唱しているものです。曰く、「近代以前は、毎日シャンプーする習慣などなかった。それでもハゲの人が多かったという記録はない」、曰く、「ホームレスの人はシャンプーしていない人が多いが、フサフサ(というかボウボウ)の髪の毛である」といったもの。
実際、わたしの周りの薄毛の人を見ていても髪の毛が異常にベットリしている人が多いかというとそんなことはありません。痩せ体形の薄毛の人はあまりそうでもなく、わたしを含むぽっちゃり体形の薄毛の人が皮脂の量が多いという傾向にあるように感じられます。
であれば、皮脂が多いからといって、薄毛になったとはいいづらいのではないでしょうか。どちらかというと、太っている人の方が皮脂の量が多いというのは、うえでも書いた食生活上の問題から皮脂が増えるという観点からもうなづけます。
これはわたしの周りの話ですし、時限の標本調査ですから有効なサンプル調査とはいえませんが、ちょっとした傾向としては書いてもいいかと思います。
あとがき
どうでしょうか。どんなあんばいでしょうか。脂漏性皮膚炎に伴って髪の毛が抜けてくる脂漏性脱毛症があるため、薄毛や抜け毛に詳しくなればなるほど、皮脂は悪いのではないかと考えがちです。しかし、現在の時点で、有意と思われる科学データがないのも事実です。もう少し、薄毛や抜け毛を科学する人が増えればいいなと切実に感じています。
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