10月に発表されたSHARPの「プラズマクラスターが育毛効果を実証」ニュースについて

2016年10月13日にSHARPが、「プラズマクラスター技術での頭皮のバリア機能向上(頭皮環境改善)による育毛効果を実証」というニュースリリースを発表しました。翌10月14日にはネットで話題に上ったものの、その後とくに続報をきくことはありません。

あれからかなりの日数が経過し落ち着いた現在、わたしが感じたおかしなことをまとめて書きたいと思います。

プラズマクラスターに本当に育毛効果があるのか?!

ニュースリリースを丹念に読んでみましたが、はっきり言ってこれだけではなんともいえません。

記載してあることのうち事実としては、

  • シャープが株式会社ナショナルトラストに試験を委託
  • HARG治療センター新宿桜花クリニックにて、育毛メソセラピー受診患者に臨床試験専用イオン発生装置を用いた

なのですが、個人的にはこの「育毛メソセラピー受診患者に」というのが一番のくせ者だと考えています。わたしも受けているからよくわかるのですが、そもそも育毛メソセラピー自体の効果が高いと言われています(もちろん新宿桜花クリニックさんでは、脅威の発毛率99%のHARG療法を扱われているのでそれよりは一段劣るかもしれませんが)

さらにいえば、育毛メソセラピーを受診している方はフィナステリドやミノキシジルをはじめとした薬も併用するのが一般的です(わたしもそうです)これだけの良い条件下で効果があったと言われても、それが育毛メソセラピーの効果なのか薬による効果なのか、はたまたプラズマクラスターの効果なのかがさっぱりとわからないのです。

もちろん、プラズマクラスターを照射するのは右側だけで、左側は自然放置するなどの措置をとられていますが、その下に記載のある頭皮環境改善検証試験と比べてその試験方法が曖昧なのです。そもそも照射時間が20分間と異常に長いのもどうかと思います。シャンプー後にドライヤーで髪の毛を乾かすのは、オトコであれば5分〜10分くらいで終わってしまうかと思います。

プラズマクラスターに頭皮環境改善効果はありそうかも?!

上でも少しだけ触れましたが、育毛効果と同時に頭皮環境改善効果の試験もされており、同ニュースリリースに結果が記載されています。

ランダム化二重盲検並行群間比較試験において、「イオン(濃度約330万個/cm3)照射あり(29名)」と「風のみ(イオン照射なし)(30名)」の2グループに分け、臨床試験専用理美容試験装置を毎日5分間で連続12週間使用。評価項目において2グループの比較を行った。

こちらは、各種の数値および感覚的な効果が共にみられたようです。まぁ、ニュースリリースの画像もそうですが、その後の商品開発を考えるとドライヤーしかないわけですから頭皮環境改善効果があるだけでもいいかと思うのですが。

「育毛効果がある!」と大々的にニュースリリースを打つにはちょっと語弊があるかと思います。

あとがき

そして、ものの見事にその2週間後にドライヤーの新商品が発売されました(笑)商品説明を読むとなんだか効果が期待できそうではありますがお値段がけっこうしますね。

ただ、発表当初の価格は27,000円ですから、これでもそうとう値下げされているようで17,000円(2016年12月31日現在)というのはお値打ちかも。通院するとこんな金額では済みませんから、若いうちからこのドライヤーを使って頭皮環境を改善しておくといいかもしれませんね。

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